横浜散歩 ~ 根岸競馬場跡
タイトルは忘れましたが、なにかのドラマの中で印象的に登場してたのをふと思い出し、昨年の12月、横浜にある根岸森林公園(根岸競馬場跡)を訪ねてみました。
今回のお供は「FUJIFILM X-T2」とオールドレンズ「Canon New FD 20mm F2.8」です。
JR根岸線の根岸駅を下車。海沿いの工場地帯を背にして、住宅街の急な坂道を登り切ると根岸森林公園に到着です。
まず飛び込むのが広大な芝の広場。ふむふむ、ここが競馬場のトラックの跡の様です。春は桜の花見スポットの様ですが、訪れたのは12月。人影もまばら、うら寂しい感じすらします。
公園の奥の方に、3つの塔が連なったような形をした巨大な建造物が見えます。これが旧根岸競馬場のメインスタンド「一等馬見所」です。始まりは幕末の外国人居留地向けの娯楽施設として建設され、1942年戦争が激化するまで競馬場として利用されたようです。
戦後、米軍に接収され、1960年代には施設の多くが返還されますが、競馬場としては再開されませんでした。そんな経緯もあって、この「一等馬見所」は根岸森林公園に隣接はしていますが、米軍根岸住宅の敷地内にあり、フェンスが張り巡らされているため敷地内への侵入は固く禁じられています。
住宅街の中で異質な雰囲気を放つ洋風建造物。近代化産業遺産というものに指定されているそうですが、修復されることも無く立ち続けています。
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