Living Happily with Photos.

オールドレンズの紹介、日ごろ撮りためた風景写真などを紹介するブログです

函館の桜、満開宣言........だそうです。~ 函館公園から海を臨む光景

Canon EOS 5D MarkⅣ + EF 24-70 F4L IS USM

本州にお住いの方にとって桜の開花情報なんて、もう聞き飽きたお話でしょうが、本日北海道の函館で桜の満開が宣言されたそうです。(例年より10日以上早い!)

ちなみに私の住んでる旭川近郊は全然咲いてません。旭川から函館まで、特急電車を乗り継いでも、6時間くらいはかかりますので、そうそう行ける距離ではございません。(.....というわけで、写真は今年の物ではありませんのであしからず。)



コハクチョウ、道北縦断 ~ 北海道浜頓別町 クッチャロ湖

クッチャロ湖の夕景とコハクチョウ

例年、三月中頃から四月上旬にかけて、私が住む旭川近郊の東川町に姿を見せるコハクチョウ

その後は宗谷地方へ。

稚内大沼周辺や、浜頓別町クッチャロ湖で多くの姿が見られます。

四月後半からゴールデンウィークが終わる頃には、ロシアにむけて海を渡ります。

今年、近隣の当麻や東神楽では見かけましたが.......。

私が住む町では、ほとんど姿をみせず.....残念。

緑豊かだった田園風景も、ここ数年の農地区画整理事業で、すっかり工事現場の様相。

コハクチョウも通過しちゃったのかな。

1968年のタイムピース ~ SEIKO 5 DX made in 1968

左:SEIKO 5 DX 5139-8000   右:SEIKO 5 DX 6106-7000

写真の時計、両方共、55年も前..1968年に製造された「SEIKO 5 DX(デラックス)」。

デザインが違うだけの似たような商品に見えるけど。

......... 実はこの二つ、開発経緯の異なる全くの別物です。

左は「亀戸(第二精工舎)」製のSEIKO 5、ムーブメントは Cal.5319A (27J) 。

右は「諏訪精工舎」製のSEIKO 5、ムーブメントは Cal.6106A (25J) 。

生産工場は異なり、使用されているムーブメントもそれぞれの工場で開発されたもの。

(少しだけ後述で解説)

55年もの間、いったいどんな時を刻んできたのでしょう。

今も元気に働く時計たち、代々のオーナーにきっと大事にされていたのでしょう。

当時の時代背景に思いを馳せます。1968年頃と言えば機械式時計の低価格化も進み、一般の人たちにも行き渡り始めた時代。しかし、その後10年も経つとクオーツ時計にあっという間に席巻され、この時代の機械式時計達はほとんど姿を消してしまいます。

オークションやフリマアプリで程度のよさそうな個体を数千円で購入。

見つける楽しみ......現代品に負けない精度で動いてくれる個体だと、とてもハッピー。

手をかける楽しみ.....素人なりに研磨剤でせっせと磨いて、きれいに艶出し。

おしゃれな革ベルトに付け替えれば、自分だけのレアウォッチの完成です。

もっともっとお金を出せば、古くて、程度がよくて、ハイブランドの時計も手に入りますが、アンティークはリスク含みの世界。「ハズレ」でもしょうがないと思える出費で楽しみます。

半世紀以上の時を刻み続け...たまたま私のところに来た時計達です。ここで「終わり」にしてはいけないですね。労わりながら大事に使います。

 

最新型もいいですが、こんな時計の楽しみかたもいかがでしょう。古いカメラやレンズの楽しみ方に通ずるものもあると思います。

 

少し解説「亀戸」と「諏訪」

1968年当時、SEIKOの商品はSEIKO直系の生産工場「亀戸(第二精工舎)」と、戦災を逃れるために設立された第二精工舎諏訪工場を母体とした生産工場「諏訪精工舎」が競い合うように製品を開発していた時代でした。

商品ブランドによって製造工場が異なる」という、同じSEIKOブランドなのに工場間で開発を競い合っているというような状態が続いていました。1968年当時になると、この「SEIKO 5」シリーズは「亀戸」と「諏訪」両方の工場で製造されていました。

6時位置のインデックスの上部に刻まれているマークが製造された工場を表してます。

左:亀戸(第二精工舎)のマーク   右:諏訪精工舎のマーク

同じ商品名なのに、それぞれの工場で、中身(ムーブメント)が異なる製品を競うように作っていたなんて、今では考えられない時代ですね。

 

 

いつもより暖かい3月です ~ 北海道 東川町

Canon EOS 5D MarkⅣ + EF 24-70 F4L IS USM

 

3月に入り、いつもより暖かい日が続いている北海道です。

私の住んでる街でも、道路の雪もほとんど無くなり、田んぼの土もところどころ顔を見せ始めました。

それでも夜になれば、気温は零下。暖房を止めるのもう少し先です。

もうマスクはつけなくてもいいみたいだし、お出かけの虫が騒ぎ始めてるこの頃。

除雪道具や冬靴を片付けて、シーズンに向けて自転車を整備し、夏タイヤに戻す頃合いを考えてみたりして、すこしウキウキしています。

あと少ししたら、渡りのコハクチョウも姿をみせることでしょう。

 

2023 新年あけましておめでとうございます ~ 北海道旭川市

Canon EOS 5D MarkⅣ + EF 24-70 F4L IS USM

本当に、本当に、久しぶりの更新でございます。

今年も気ままに趣味の話など投稿してまいります。

初めての機械式時計にお勧め ~ SEIKO 5 SPORTS SBSA111

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今回紹介する腕時計は「SEIKO 5 SPORTS SBSA111」です。決して宣伝ではございません。個人の感想です。

腕時計って新製品が出たときはメーカーのHPでリリース情報が告示されるけど、なぜかこの時計はそういう扱いを受けることなく2021年6月にひっそりと販売開始されました。

1. お薦めポイント:絶妙なサイズ感

男性の腕時計のサイズは、だいたいケース径40mmくらいを境に「大きめ」「小さめ」に分かれるのが通例で、40mmを超えるとな手首の細い方にはちょっと扱いずらい面も出てくるかな..というのが腕時計のサイズ感です。そういう意味ではこの時計は「39mm」ですので、人を選ばず扱い易い絶妙なサイズ感です。

2.お薦めポイント:購入しやすい価格

定価で¥29700。基本、どこで買っても定価販売の様です。ムーブメントは多くの機種で使用している「4R」系です。3万円くらいから7万円クラスの普及価格帯で使用されているムーブメントで、信頼性はピカイチです。

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3.お薦めポイント:とにかく見やすい

見ての通りフィールド/ミリタリーデザインに属するモデルです。この手のデザインのモデルは海外メーカー(HAMILTON、TIMEX、BULOVA、etc....)含めたくさん存在してます。その起源は第二次戦争中に米軍で支給された装備品に由来します。戦場で時間を正確に素早く確認するために採用されたデザインをもとにしてるので、その視認性は抜群です。読みやすい数字、太い針、そして針/インデックスにしっかり塗布された蓄光剤。機能性を求めた結果の「見やすさ」です。

4.「流通限定モデル」ってなに?

セイコーさんは時々「流通限定モデル」というカテゴリで製品をリリースします。この時計も「流通限定モデル」です。しかし、この意味がよくわかりません。普通にAmazon等のネット通販で購入できるので「通販専売モデル?」かと思うと、そうでもないようです。私は地元の時計屋さんの店頭で見つけたました。しかしながら、YoやBiと言った大手家電販売店での扱いは無いようです。どういう意図で流通を分けてるのかよくわからんです。

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5.やっぱり日本製

この時計の型式は「SBSA111」。そしてもう一つ、この時計と全く同じ仕様の「SRPG27K1」というモデルが存在します。何が違うのか.....そう「日本製」か「海外製」かの違いです。もちろん「SRPG27K1」に「MADE IN JAPAN」の表記はありません。「SRPG27K1」も通販サイトで販売されてますが、並行輸入品で価格も3割くらい安いようです。あなたならどちらを選びますか? 私は日本メーカーの機械式時計は「日本製」しか選びません。

6.「値段なり」のところ

購入しやすい価格ですから「値段なり」のところはもちろんあります。私は革ベルトに変えていますが、元々はステンレスベルト仕様の製品です。このステンレスベルト、重量感もあり、割としっかりしてますが、疑似三連のコマであることがバレバレです。そしてケース造形にも割り切りが見られます。ちょっとお高くなるとケースを多面的に加工したりしますが、この時計は直角にスパッと切り落としたような造形です。

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7.値段の割に拘ってると思うところ

デザインは安い時計には見えません。立体的な数字インデックス/メーカーロゴ、先端が赤く塗装された秒針、文字盤と同色の日付/曜日表示、ハードレックスですが微妙にカーブ処理された風防。

機能的には10気圧防水&一種対磁を備え、値段の割に結構、頑張ってるな思います。

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8.初めての機械式時計にお勧め

知名度は低いモデルですが、値段、信頼性、機能性、etc....、トータルでみて非常にバランスが取れていて、扱いやすいモデルだと思います。どんな場面にも気軽に持ち出せる気安さも魅力です。

森のくいしんぼう ~ エゾシマリス

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森のくいしんぼうさん、「エゾシマリス」です。

エゾリス」は緑の多い街中の公園などでも見かけますが、この「エゾシマリス」は山林で見かけることが多いという印象です。

大変好奇心が強い正確で、野性なのに結構人の近くまで来てくれたりします。

よく被写体に選ばれる北海道の野性の「リス」といえば「エゾリス」ですが、個人的には、小さくて愛嬌のある「エゾシマリス」のほうがすきかな。